ふしぎーく!

博物館のカエルが語る、民俗系よもやま話

植えた覚えのない野菜

こんにちは、デンカです。

 

南北に長い日本列島、地方ごとに「この野菜は植えるな!」みたいな禁忌は多く、その理由は「神様がその野菜のせいでケガをしたから」ってのが多いようです。

キュウリだったらつるに引っ掛かって転んだとか、支柱で目を突いたとか(痛い!)、そんな理由。

それ以外にも、「植えた覚えのない野菜は食べるな」ってところもあります。特にカボチャ。化け猫を殺して埋めたら、そこから生えてきたのが毒カボチャだったからだそうで。

てゆーか、「オバケは死な~ない~♪」って歌まであるのに、化け猫って死ぬんですね……。

 

そんなこんなでうちに生えてきたのはトウモロコシだった

 

上の見出しにもありますが、実は実家の庭にも植えた覚えのないトウモロコシが生えてきまして。 

まさか猫が埋まってる⁉

んなわけないとは思いながら、ちょっとイヤ~な気分になること請け合い。

このトウモロコシ騒ぎ、秋から春にかけて頻発していました。

休日に草取りをしたり、畑を耕したりしていると、ふいにコロコロっと何かが土の間から出てくるんです。こんなふうに。

 

f:id:denka-chan:20160806111921j:plain

 

写真をよく見ると小さくて茶色い種も一緒に写ってるんですが、こちらは何だかわかららず……。これも何かの野菜?

 

犯人はわかったけど、怪談じみた結末。

 

最初はおもしろがって放置しておいたのですが、アブラムシはすごいし、最終的に実がなっても食べる気になれなかったので廃棄することに決定しました。

ちなみに、トウモロコシが見つかるのは畑や花壇だけでなく、芝生の中のワラで栓をした穴だったりも。栓があまりに目立ちすぎて、「逆効果じゃん、コレ……」と立ち尽くすことしばし。

で、こんなことする相手はそう……アレしかいない!

下手人は近所のカラスでした。

犯人がわかって納得したのもつかの間、どこから盗んでくるのかは謎のまま。近所にトウモロコシの種を保存しておくほども大農家はないしなぁ……?

 

それと、もうひとつ気づいてしまったことが。

実は、実家の近辺には「トウモロコシを植えるな」、もしくは「植えすぎると良くないことが起こる」なんて信じてるご老人が多いんです。なんでもその昔、近所の神様がトウモロコシの葉でケガをしたとかで……。

自分で植えたわけじゃないものは、ノーカンにしてくれるんでしょうか? それともダメなものはダメ?

カラスが飛んでくるたび未だに神経質になってしまうデンカです。