ふしぎーく!

博物館のカエルが語る、民俗系よもやま話

頼んでもいないスウィートルームに通された

こんにちは、デンカです。

 

特にオチのない話で恐縮ですが、海外に旅行に行ったときの不思議な体験を。

4泊6日の旅でしたが、頼んでもいないスウィートルームに通されたんですよ。

そこは何度か泊まったことのあるホテルで、ちょうど改装中で客が少なかったこともあり、「ラッキー! サービスしてもらっちゃった♪」と素直に喜んでいました。

通された部屋は角部屋のガラス張り。目の前には真っ青な海が広がっています。ソファとローテーブルが置かれたリラックススペースや、テーブルとイスの歓談スペースが広い部屋のあちこちに配置され、コンポや観葉植物なんかも置かれています。

――うわああああ、これは写メらねば!

小市民の悲しいサガでせっせとスマホを操作しながら、ふと気づいたのが「で、寝室はどこ?」ということでした。

というのも、部屋には自分が入って来た扉と、クローゼット用らしき細い扉しかなかったからなんです。

 

もしやいわくつき? 妙な造り&不具合アリの部屋

 

――寝室はどこだ?

仕方がないのでクローゼットらしき細い扉を開けてみると、なんとそこが探していた部屋。

日の光がさんさんと差し込む隣室と違い、なんだか暗くて空気が悪い。あと、テレビ台の3段ある引き出しのうち、なぜか真ん中だけが中途半端に開いていたんです。

――ルームキーパーさんが閉め忘れたのかな?

違和感を感じながらも元に戻して観光へ。そうして部屋に戻ってくると、やっぱり引き出しが開いている! (゜∇゜ ;)!?

 

怖いのと意味がわからないのとで、いきなり心拍数が跳ね上がります。

――いや、しかしこれは科学的な理由があるはず! そうだ、実験しよう!

ビビりな私はビビりがゆえに、どうにか気持ちを安定させようと昔から余計なことをしてしまうクセがあります。

一例を挙げると、

「このトイレにひとりで入り、鏡に触ると異世界に吸い込まれる」

という怪談を聞いた後で、

「怖い! 怖いけどそんなこと科学的にあるはずないよね? 大丈夫だよね? だからあえて、ひとりで行ってみるッ!」

と、誰にも言わずにトイレの鏡を触りに行ったりとか。

ぶっちゃけ妙なところでチャレンジャーな人間です。(後先考えないとも言う) 

 

――というわけで話は戻り、引き出しの謎に迫ることに。

そう言えば、家具の密閉率があまりに高い場合、他の引き出しに押された空気が別の引き出しを押し出してしまうことがよくあります。

だから今回もきっとそういうやつで……いや、でもちょっと待てよ?

引き出しを前にしばし熟考。

勝手に飛び出してくる引き出しって、別の引き出しを押した瞬間起こるもの。

でもこれは同時に起こらないんです。普通に引き出しを閉めて、10分とか20分たつといつのまにか開いている。ちょっと目を離した隙に開いてるんです。

だったら引き出しがレール式で、不具合を起こしているとか?

そう考えて全部の引き出しを引っ張り出し、中を覗いてみてもごくごく普通の作り。(←何やってんだか)

そうこうするうち、今度は戻した引き出しが目の前でスーッと……。

ヒ━━(;;゜д゜)━━ッ‼

 

そんなこんなで最終的に取った行動とは?

 

スウィートルームに通されて喜んだのはいいものの、部屋の造りがなんとなくおかしいし、引き出しも勝手に開く。

悩んだ末にデンカが取った行動は、フロントに苦情の電話をして部屋を替えてもらうこと……ではなく、腹を括ることでした。

方法としては、先住者の「引き出しオバケちゃん」を敬い、楽しく滞在させていただくこと。

 

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出かける前には「オバケちゃん、行ってくるね~」と声を掛け、帰ってきたら「お土産にチョコ買ってきたよ~。一緒に食べる?」と、テレビ台の上にお裾分けしてあげる。

要は、なんとか楽しい方向に気を紛らわせる!

だってもう自分の人生でスウィートルームに泊まることなんてないかもしれないんですよ⁉

時として人の欲は怪奇現象にも勝るんです。

引き出しの中に重し替わりの荷物を詰め込み、強制的に動きを止める方法も考えましたが、なんだかかわいそうな気がしてやめました。(←もうオバケがいること前提w)

 

そうして何事もなく最終日まで滞在し、オバケに別れを告げて帰国。

結局謎の解明には至りませんでしたが、実害はまったくなかったし、こういうスウィートルームなら何度でも泊まりたいなぁ。もちろん、通常料金で、だけどw