ふしぎーく!

博物館のカエルが語る、民俗系よもやま話

変化していく伝説【秩父の怪談 11】

こんにちは、デンカです。

 

山奥の集落に調査に行くと、どうしても山の怪談が多くなってしまいます。

ですがもちろん、不思議な話の舞台はそこだけではありません。

例えば、こんな話もあります。

 

【埼玉県秩父市大滝で、58歳のH男さんから聞いた話】

落合地区にある大きな淵には真っ白い蛇がいて、娘に化ける。酒の席で友人に聞いた。

 

話の舞台は川の淵。

この淵まで降りて行って、記念に白い石をひとつだけ拾ってみました。

――翌日は台風のせいで川がとんでもなく氾濫して、ちょっとビビったのもよい思い出。

 

ちなみに事前に調べた伝説だと、落合地区には普寛神社(ふかんじんじゃ)という神社があり、そこの娘がいつのころからか淵に住む男の大蛇に好かれてしまい、淵に引き込まれてしまった、というものだったのですが。

おそらく、伝わっていくうちに内容が変わっちゃったんでしょうね。

娘の名前は「まんじゅ」で、そこから「まんじゅ淵」と呼ばれるようになったそうです。