ふしぎーく!

博物館のカエルが語る、民俗系よもやま話

ヒマだからお化け地蔵を見に行ったら……

こんにちは、デンカです!

 

学生時代、友人と浅草に遊びに行ったデンカ。浅草と言えばここ数年は人力車の客引きや外国人観光客でかなりの賑わいを見せていますが、当時は「シャッター商店街かよココ!」、と言いたくなるような閑散具合で、夕方ともなると人影がまばらになるそりゃあ寂しい場所でした。

 で、遊びに来たもののソッコーで飽きちゃったんですよ、私たち。

 

「どっかでお茶……といっても、さっきケーキ食べたばっかりだしねぇ」

「うーん。花やしきとかは?」

「リア充の気に中てられるからヤダ」

 

というわけで、悩んだ末に提案したのが「お化け地蔵を見に行こう!」という、今から思えば若さのカケラも感じられない残念なものでした。

 

お化け地蔵はここ!

 

さて、このお化け地蔵ですが、浅草寺から歩いて30分ほど。何がきっかけでその存在を知るようになったのか、今となっては思い出せません。そもそもお化け地蔵の由来すら知らないのに行ってみようなどと提案するアバウトさ。

……いやぁ、学生時代の休日は思いつきで時間を消費してましたね。「今日は山手線一周やってみよう」とか、「なんか暇だし神田の古書店街でも行ってみるか」とか。(まぁ、そのいい加減なスタンスは今でもまったく変わってないんですが) 

 

 

 そもそもお化け地蔵とはなんぞや?

 

さて、ぶらぶらと散歩がてらやってきた私たち。お化け地蔵はすぐ見つかりました。道の脇に小さな広場のような場所があり、そこにどーんと立っていたんです。

 

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当時の写真が見つからなかったので、ウィキペディア(パブリックドメイン)からの引用になります。いやぁ、一瞬「も一度撮りに行くべき!?」と思ったんですが、すんなり見つかってよかった……。

例のお地蔵さんは右側のビッグなお方。松吟寺というお寺さんが管理しています。で、その謂れなんですが…… 

 

「お化け地蔵」の名には、かつて大きな笠をかぶり、その笠が向きをかえたから、あるいは高さ3メートル余りの並はずれて大きいからなど、いくつかの伝承がある。(以下略。台東区教育委員会の掲示より)

 

かぶっていた傘の向きが変わったからとか、単に大きいからとか……。

そんな理由でお化け地蔵!? 夜な夜な歩きまわるとか、災害を予知するとかなんかそういう派手な機能(?)はないわけ!? どんな話が伝わってるんだろうと期待で胸いっぱいだったのに!

 

見つけてはいけないものを見つけてしまった

 

ちっ、肩透かし食らったゼ……。

そんなことを思いながらお地蔵さんを裏からも見てみようと、脇の細い通路に足を踏み入れて、ある物に気が付きました

 

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な、なにこれ!? 妖しさ満点。異臭こそしませんが、パンパンに膨れ上がっています。

とたんにデンカの脳裏に浮かんだのは、ミステリー小説によくあるパターン。ストーリー開始の3ページ目あたりでおバカな学生が面白半分に開けて第一発見者になるアレです。おまけに学生は目撃者としての役割を終えるとストーリーからすぐさま退場!

それだけのために創られたキャラって何かかわいそうだな……と同情しきりだったのですが、もしかして自分がそれになりかけてる!?(涙)

 

「ど、どうしよう!?」

「どうしようって……。障らぬ神にタタリなし! それに、このあたりはホームレスが多いからその人たちの荷物かもしれないし! 勝手に触ったら悪いよ!」

「だ、だよね……!」

 

……ソッコーで意見がまとまり見て見ぬふりして帰りましたが、その後、ニュースにならなかったのでほっと胸を撫で下ろしました。そう、あのボストンバグはなんでもなかった……ハズ!

余談ですが、コンビニバイトをしていた別の友人が、駐車場に放置されたボストンバッグを発見したことがあったそうです。恐る恐るチャックを開けてみると……中からバラバラになったマネキンが!

「迷惑ないたずらだよ!」と怒っていました。