ふしぎーく!

博物館のカエルが語る、民俗系よもやま話

喉が渇く幽霊

 

函館まで行ったときのこと。

思いのほか早く所用が終わり、では観光でもとなったものの、実は函館は3度目。目ぼしい名所はあらかた見尽くしていて、どうしようかと困ることになった。

流しのタクシードライバーさんに相談したら、「半日貸し切りでマイナーなところに連れてってあげるけどどう?」と言われたので喜んでお願いすることに。(よく考えたら……いや、考えなくても完璧な鴨ネギ状態だった  orz)

連れて行ってもらったのは五稜郭ならぬ四稜郭とか、牛乳のおいしい牧場とか。すごく楽しくて、ついでにいつもの癖で「何か怖い話ありませんか?」と聞いたら、バックミラー越しににやりと笑って「あるよ」。

 

【北海道函館市で、タクシーの運転手さんから聞いた話】

船が台風で難破した有名な事故って知ってる? そのときの残骸が流れ着いた浜に、鎮魂碑が建ってるんだ。で、その隣がコンビニだった。

そうするとね、夜、人なんかいないのに勝手に自動ドアが開くんだ。驚いた店員が固まってると、びしょ濡れの足跡がペタペタと床についていって、最後は店の一番奥まで来て止まるらしい。ま、たったそれだけの話なんだけど。

(店の一番奥ですか? と首を傾げる私)

うん。コンビニの一番奥は飲みものコーナーでしょ? やっぱり海水を飲んで苦しかったんだろうね。

ちなみにそんなことばかり続くから、コンビニは閉店しちゃった。

 

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